副業サラリーマンや在宅でも出来る中国輸入とは?転売とOEMの違いは?
欧米輸入ビジネスと同様に輸入ビジネスで注目されるのが、中国輸入ビジネスです。
私自身、今でも欧米輸入と並行しながら中国輸入ビジネスを進めていますが、
今回の記事では、
● 中国輸入転売ビジネスって何?
● 中国輸入OEM/ODMビジネスって何?
ということについて、それぞれのビジネスのメリットやデメリットを交えながら解説をしていきたいと思います!
↓動画でも解説をしています!詳しくはこちらをご覧ください!
目次
中国輸入ビジネスとは?
そもそも中国輸入ビジネスとは何なのか?ということについてですが、
こちらは、中国のアリババやタオバオといったショッピングモールから商品を購入して、日本のAmazonなどで販売をするというビジネスモデルになります。
中国と日本間での価格差を見つけて、その差で利益を取るというビジネスです。
たとえば、こちらの壁掛け時計ですが、
日本のAmazonでは1,900円で売られています。
ですが、アリババで検索をすると、
32元(※約576円)で売られています。
※1元=18円で算出
となると、単純に、この商品をアリババで仕入れて日本のAmazonで販売するだけで
1,900円 – 576円 = 1,324円
の利益となります。
もちろん、実際には国際送料や関税・消費税、Amazonの販売手数料などもかかってくるので、実際の利益はもっと小さくなるのですが、
イメージとしては、このような感じとなります。
中国輸入ビジネスの種類
中国輸入ビジネスを説明する際に、大きく分けて2種類のビジネスモデルがあります。
中国輸入転売ビジネス と
中国輸入OEM/ODMビジネス です。
では、それぞれどのような違いがあるのかについて、メリットやデメリットを説明しながら紹介をしていきたいと思います!
中国輸入転売ビジネス
先ほど紹介したように、アリババやタオバオなどのショッピングモールからノーブランドなどの商品を仕入れて、日本のAmazonなどで販売するといったビジネスモデルになります。
自分のオリジナルブランドなどはつかず、そのままノーブランド品を販売していくので、ネットビジネス初心者の方が取り組みやすいビジネスかと思います。
中国輸入転売ビジネスのメリット
メリット①:単価が安いものが多い
⇒中国輸入転売のメリットとしては、仕入れ原価が非常に安いところが挙げられるかと思います。
中国製商品が多い100円ショップを見て頂いたら分かるように、本当に原価が安いので利幅を取りやすいです。
日本のAmazonにて1,000円くらいで販売されているものでも、実は原価が数十円程、といった商品もあるくらいなので、その安さはもしかすると想像以上かと思います。
私も中国輸入を実践してみて、その安さに驚いたのを今でも覚えています。
先ほどの時計も東急ハ〇ズなどで買ったら、そこそこの値段になりそうですが、原価は500円ほどですからね。
メリット②欧米輸入に比べて販売までのリードタイムが短い
⇒比較的にはなりますが、物理的な距離が近い分、リードタイムは欧米輸入に比べて短いです。
なので、商品の選定にもよりますが、その分、仕入れから販売をより早く完結させることが出来るので、キャッシュフローが良くなるかと思います。
販売まで完結させれば、入ってきた資金でまた仕入れが出来ますからね。
仕入れ~販売までのサイクルをどんどん回していけば、キャッシュを増やしていくスピードもより早くなります。
中国輸入転売ビジネスのデメリット
デメリット①:仕入先によっては品質が悪く、お客様からの返品が比較的多くなる
⇒これは中国輸入転売にはつきものですが、工場によって品質にかなりバラつきがあるので、品質管理を怠ると、品質の悪い商品ばかりを販売することになってしまって、結果的にお客様へご迷惑をかけてしまうことにも繋がります。
また、同じ工場から仕入れたとしても、1回目は良かったのに、2回目から急に品質が悪くなった、ということもあります。
なので、中国輸入をする際は、検品が必須になってくるかと思います。
また、上記に付随して、お客様からの返品が多くなってしまうと、アカウント停止のリスクが高くなります。
私の知人でも、品質管理が原因でアカウント停止になった人もいますし、この品質管理に関しては常に気を配らなければいけないポイントになってきます。
また、アカウント関連でいうと、商標権や意匠権などの知財関連の問題も絡んできて、アカウント停止に追い込まれる人も結構います。
実際に私も、ありもしない理由で、知財関連のことで申し立てをくらって、アカウント停止まではいかないものの、商品の出品停止になったことは何度かあります。
自分がまっとうにビジネスをしていたとしても、ライバルセラーによる嫌がらせは欧米輸入に比べてもかなり激しくて、過酷な感じは実感値としてあります。
他のビジネスも一応そうですが、中国輸入転売の場合は比較的そういったリスクが大きい気もするので、そのようなリスクを考えながらビジネスを進めていく必要があるかと思います。
デメリット②:欧米輸入の転売よりも価格競争がさらに激しい(私見)
⇒これは私見にはなりますが、中国輸入転売の方が欧米輸入転売に比べて、価格の下落が激しい気がします。
メリット①でも記述した利幅ですが、やはり価格差などが魅力で参入する人が日本人だけでなく中国人も含めて多いので、その分ライバルの数も多いです。
なので、仕入れ段階では十分に利益の取れるはずだった商品が、販売段階になると既に赤字価格になっていた、ということは頻繁にあります。
このようなことをデメリットとして、考慮しておいた方が良いかもしれません。
また、リピート出来る商品が限られるので、常に新しい商品をリサーチし続けなければいけないというデメリットもあります。
仕入れ用の自己資金の少なさや回転率といったところでは、一番始めやすいビジネスなのかもしれませんが、赤字やアカウント停止などの問題ばかりが耳に入ってきて、あまり良い話を聞いたことがないので、私はあまり取り組んでいないという状況です。
中国輸入OEM/ODMビジネス
こちらは、自分自身がメーカーとしてオリジナルブランドの商品を作って販売をする、というビジネスモデルになります。
自分がメーカーになることで、自身が最上流となりますので、利益を最大化しやすくなります。
最近はこのOEMビジネスもかなりの活況ぶりを見せていて、私自身も後発ながらも参入して、メーカー取引ビジネスと並行して、進めているところです。
中国輸入ビジネス(OEM/ODM)のメリット
メリット①:自分自身がメーカーとなるので、利幅の設定が出来て、利益を最大化しやすい
⇒参入するカテゴリーや商品を事前にしっかりとリサーチする必要がありますが、AmazonのSEOやコンバージョン(購入率)などをしっかりと上げられれば、利幅をきちんと自分で決めて、利益を最大化することも出来ます。
自分のオリジナル商品を販売することになりますので、しっかりと商標権などの対策をしておけば、その商品ページで独占的に販売が出来ますし、ページのSEOを上位に持っていって、コンバージョン(購入率)を上げれば、またさらにSEOが上がっていくという好循環も作れますので、販売をどんどん増やしていくことも可能です。
私も実際にそうですが、月に1,000個以上売れる商品も少なくなく、たとえ1個あたりの利益額が小さかったとしても、販売個数を結構稼げるので、全体の利益額としてはしっかりと取れたりもします。
商品によっては、1商品だけで月に100万円以上も稼げたりもするのがこのビジネスの魅力でもありますね。
メリット②:一度商品を作ってしまえば、あとは追加生産をするだけで、レバレッジが効きやすい
⇒欧米輸入のメーカービジネスと少し似ている点はありますが、一度商品を作ってしまえば、あとはリピートをすることで販売を稼げます。
※ただし、日々のライバル動向チェックやそれに対する広告運用・商品ページの改善等々、手立てを色々とやっていく必要はあります。
1商品を投入して、そこで得た利益でもう数商品を投入することも出来ますし、ビジネスに確信が持てたら融資をひいて、レバレッジを効かせることも可能です。
比較的、自由な時間を作りやすいので、商品企画~販売までは相当な労力はいるものの、そこを乗り切ればまた次に進みやすいかと思います。
メリット③:自分のブランドを創ることが出来て、将来的にはブランド自体を売却することも可能
⇒欧米輸入などのビジネスモデルにはあまりないメリットかと思うので、一応記載しますが、オリジナル商品の価値をしっかりと向上させることが出来れば、そのブランド自体を売却するという出口戦略を考えることも出来ます。
事業やブランド売却が出来れば、毎月・毎年の収入は途絶えますが、一時的に大きなキャッシュが入るようになりますので、また別のビジネスなどを始めることも出来るかと思います。
将来の時間とお金が一気に手元に入る、というイメージですね。
売却までいくのに相当な実力がないと正直難しい話かもしれませんが、一応、そういった戦略を取ることも出来るということで、魅力点として挙げておきます。
中国輸入ビジネス(OEM/ODM)のデメリット
デメリット①:商品開発スキルや販売を上げるためのマーケティングスキルなど、より高度な知識と経験が必要
⇒これをデメリットと言って良いか分かりませんが、転売にはあまり必要とされないマーケティングスキルや、メーカービジネスにはない商品開発の能力などが求められてきます。
これらの知識が足りていないと、市場で勝ち抜くことは絶対に出来ません。
正直かなり厳しい戦場です。
市場のリサーチスキルなどを含めた商品開発のスキルは前提として、その後に販売を最大化するための販売力やマーケティングスキルがかなり重要になってきます。
が、それ以上に、稼げる額も大きくなりますので、参入される方もここ数年で増えてきているという印象です。
ちなみに、私はこのような商品開発~マーケティングの仕事を業界最大手のメーカーにて年間で数百億円の売上の商品を担当してきたので、このあたりに関してはかなりの自信があります。
逆に、この経験がなかったら、色んなスキルが足りてなかったと思うので、かなりの勉強が必要になっていたと思います。
デメリット②:最小ロットが多く、自己資金がある程度は必要
⇒オリジナルブランドを展開するとなると、ロットも大きくなりますし、その分、必要な自己資金も大きくなります。
工場側が要求するロットもそうですし、仕入れの際に、リードタイムなども考えて1~2ヶ月(場合によっては3ヶ月)分の在庫を持つことになるので、発注数を多く構えておかないと販売を最大化するのが厳しくなるといった理由もあります。
自己資金の目安としては最低でも100~200万円ほどはあった方がいいかと思います。
ただし、これは参入カテゴリーにもよるので、カテゴリーによっては、もう少し資金を抑えることも一応可能です。
デメリット③:OEM事業を展開するライバルセラーが多く、競り勝つスキルが必要になってくる
⇒欧米輸入にはあまりない特徴ですが、ライバルは日本人だけでなく中国人セラーの方もかなり多く、欧米輸入に比べてライバルの数は多い気もします。
また、ライバルの強さも超激戦区のカテゴリーになると、とてつもなく強くなるので、そこにしっかりと勝っていける小手先のテクニックを含めた色んな知識やスキルが必要になってきます。
ビジネスにおける本質の部分は大前提ですが、Amazonにおいては小手先のテクニックも結構必要になってきます。
ただし、カテゴリーによっては、ライバルが少なかったり弱かったりするので、個人的にはそのような市場を見つけて、参入の隙間を狙って攻めていくのが良いかと思います。
もちろん、その際にしっかりとライバルに勝ち続けるスキルは必須になります。
私自身も、OEM/ODMビジネスを実践してきて、発売した商品の8割以上でベストセラーを取っていますが、しっかりと勝つためにも事前の入念な戦略やスピード感、様々な知識やスキルは必要不可欠だと実感しています。
逆に言えば、それらの思考やスキルを体得すれば、しっかりと勝つことも出来ます。
勉強や実践期間はある程度必要になってきますが、その分リターンも大きくなるので、欧米輸入のメーカー取引と同様に、キャッシュに余裕のある方は是非進めていっても良いビジネスモデルかと思います。
まとめ
ということで、中国輸入ビジネスの種類や概要について説明してきましたが、いかがでしたでしょうか?
今回、中国輸入に興味を持たれた方はぜひチャレンジをしてみて頂けたらと思います!
また、今回は中国輸入についての解説でしたが、私が中国輸入と同様に実践している欧米輸入ビジネスについては、以下の記事をご参考ください!
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欧米輸入転売ビジネスのあとに始めて、副業で月収250万円以上を稼げた欧米輸入のメーカー仕入れ(交渉・取引)ビジネスについてはこちら!
ということで、最後までお読みいただきありがとうございました!
ゴウ