中国輸入OEMで商品画像を作成する時のポイント12個(Amazon用)
中国輸入OEMなどのビジネスでAmazon内で商品カタログを作成する時に、
「商品画像のクオリティ」
というものが、売上や利益を大きく左右する一因となってきます。
私自身、OEMビジネスで自社オリジナル1商品のみで月商1,000万円(年商1億円)以上を稼げていたりしますが、商品画像のクオリティは最高レベルを意識して日々ブラッシュアップしながら作成しています。
1商品のみで売上を大きく上げようとするとなると、よっぽど商品力が業界内でもずば抜けてでもいない限り、商品画像のクオリティが低ければ商品の売上は思うように上がらないかと思います。
(別に1商品で月商1,000万円以上の商品でなくとも、これが月商100万円クラスの商品であっても同じ事です。商品画像のクオリティは相当大事です)
という事で、今回は、
●なぜ、商品画像がアマゾンの商品カタログ作成において重要なのか?
●商品画像を作成する時に、どのようなポイントに気を付ければ良いのか?
などについて解説をしていきたいと思います!
なぜ、商品画像がアマゾンの商品カタログ作成において重要なのか?
商品画像が重要な理由は大きく分けて下記3点です。
●商品の購入率が大きく変わる
●商品カタログへのアクセス数が変わる
●ライバルセラーに参入されやすくなる
それぞれ解説していきますね!
商品の購入率が大きく変わる
商品画像というのは、その商品ページにアクセス(訪問)して頂いたお客様に対して、
「この商品は〇〇の特徴がある商品で、こんな魅力があって、お客様にこんなベネフィットがあります」
というのを効果的に訴求する為に、必須のものになります。
この商品画像というのは、アマゾン内では商品画像という形でお客様に自社商品などを紹介する形になりますが、例えば、ネット通販以外では、商品のカタログやチラシなどがあったりしますよね。
そのカタログやチラシのクオリティが低ければ、その商品を買う気にならない、という事は想像しやすいかと思います。
それと同様に、Amazonにおいても、商品画像のクオリティによって、お客様にとっての商品の魅力度も大きく変わりますので、それが結果的に商品の購入率に影響します。
商品の購入率が上がると、結果的にAmazonのSEO(検索結果での表示順位のようなもの)が上がりやすくなりますので、更に売れやすくなるのです。
逆に、商品画像のクオリティが低くて、商品の購入率が下がると(もしくは低いと)、Amazon内でのSEO順位なども下がって、商品がどんどん売れなくなるのです。
そして、売れづらい商品はいくら広告を打っても、売れづらいので、結果的に広告費もかさみやすくなります。
なので、このように商品画像のクオリティは、商品の購入率や表示順位、広告費などにも大きく影響する要素になりますので、Amazonでの新規出品やOEMビジネスなどでの自社商品カタログの作成においては、いかにしてクオリティを上げられるかが重要です。
商品カタログへのアクセス数が変わる
メイン画像の話にはなりますが、メイン画像が魅力的でないと、商品カタログへのアクセス自体が落ちるリスクがあります。
どんなに魅力的な商品やコピーライティング(商品説明文)があっても、そもそもアクセスされなければ、商品は売れません。
自社のカタログへアクセスを流入させるという意味でも、商品画像(アクセスに関してはメイン画像)のクオリティは重要になってきます。
ライバルセラーに参入されやすくなる
もう1つ、商品画像が重要な理由があります。
それは、商品画像のクオリティが低いことによって、ライバルに参入されやすくなるということです。
(購入率が大きく変わるものと比較してサブ的な内容になりますが、一応大事です)
もちろん、商品画像のクオリティによる要因だけではありませんが、ライバルセラーが商品や市場のリサーチをする際に、商品画像のクオリティは必ずチェックしています。
そのチェックした際に、商品画像のクオリティが低いと「弱いセラー」としてみなされて、同じカテゴリーに参入してくるリスクがありますので要注意です。
参入されては、市場のシェアが奪われて売上や利益が下がる事はもちろんのこと、広告費もふくらみやすくなってしまったりと、あまり良い事はありません。
もちろん、しっかりと豊富な知識と経験をもってさえすれば、後から参入されても勝ち切る事は十分に可能ですが、商品画像のクオリティが低いものしか作れないセラーにとっては、それは難しい話になってくるかと思います。
特に、商品画像のクオリティが低いのに、そこそこ売れてる商品があるとしたら、それは市場や商品自体に魅力がある可能性が高いので、恰好の標的にされる可能性が高まります。
このような理由から、
「商品画像のクオリティは絶対に高いものに仕上げる」
という意識でAmazonでの商品カタログの作成を進めていくと良いかと思います。
(ちなみに、楽天市場やヤフーショッピングなどの他通販モールにおいても、商品画像の作り込みが大事という事は同じです)
商品画像を作成する際の12のポイント
では、実際に商品画像を作成していく際に大事なポイントをいくつかお伝えしていきたいと思います!
1.メリットだけでなくベネフィットを明確にする
よく見かける画像の中に、商品のメリットだけをずらーっと羅列しているだけの商品画像があります。
もちろん、商品のメリット(機能的価値)をお客様に伝える事も大事なのですが、それ以上に大事なのはそのメリットがある事によって、お客様のライフスタイルがどのように変わるのか?というベネフィットが重要です。
例えば、あなたがマッサージ機器を販売していたとして、
「このマッサージ機器はもみ玉が4つもあり、回転に緩急を付ける機能があります。」
⇒これは、商品の機能的価値の説明です。
もちろん、これの内容を入れ込むことも大事なのですが、
「このマッサージ機器をご使用頂く事で、肩こりや腰痛から解放され、ストレスフリーな毎日を送ることが出来るようになります。」
といった、メリットのその先にあるベネフィット(お客様にとっての価値・感情的価値)まで伝えた方が、より効果的な訴求になりやすいかと思います。
(※今回は一例で、薬事法などは無視していますのでご了承ください。それと、これは仮で言ってるだけなので適当な表現です。笑)
ちなみに、機能的価値と感情的価値をどのような配分で、どのような形で伝えるかはかなり重要なのですが、ここはかなりの経験値が必要になるところではあるので、私の方ではコンサルティングなどを通じて直接添削などをさせて頂いています。
このあたりは、大手メーカーにて、6年間くらいマーケティングや商品開発などの仕事を通じて、まさに日々やっていた部分なので、手前味噌ですがかなりの自信がある部分です。
クライアントさんからも、添削に対してかなりの好評を頂いていますので、もしご興味のある方はお気軽にご連絡ください!(既に商品をお持ちの方でも、相当売上が変わってくると思います)
2.画像1枚につき伝えたいポイントをなるべく絞る
楽天市場などと違って、Amazonで設定できる画像の枚数はかなり少ないので、どうしても1枚当たりの訴求内容を詰め込む必要も出てきたりするのですが、
なるべく、1枚当たりに色々な訴求内容を入れない方が良いです。
多くても上下などに分けて、1枚当たり2ポイントに絞るなどした方が良いかと思います。
これを無視して、1枚の中に色んな情報(しかも関連性のない情報同士)を詰め込んだりすると、
「結局何が言いたいのか分からない画像」
となってしまいますので、購入率は低下しやすくなってしまいます。
なので、もし、それぞれの画像をチェックした時に、訴求内容がごちゃごちゃになっている場合は、注意した方が良いですね!
3.訴求の優先順位を設定する
Amazonではメイン画像を含めて7枚ほどの画像設定が出来ますが、メイン画像以下の画像に関して、当たり前の事ですが、どのような順番で画像を配置するかはものすごく重要です。
お客様にとって、大した訴求力のない内容を上の方にもってきても、商品ページからの離脱率が上がるだけです。
まずはメイン画像で引き付けて、2枚目、3枚目と順番に見てもらえるように、お客様にとって、訴求力の高い商品画像順に画像配置をするように意識する事をオススメします!
4.自分のものさしを使わない
画像作成やコピーライティングにも言えることですが、こういったクリエイティブ系の作成においては、自分のものさし(価値判断基準)を使わない方が良いです。
ターゲットとなるお客様にとってどうなのか?が重要です。
「ターゲット=自分」の場合は良いですが、それ以外の場合は、必ずペルソナをたてたり、ターゲットを想定した上で、
●その人にとって、この訴求はどのように感じるのか
●この画像デザインはどのように受け止められるのか
などを必ず考えながら画像作成をするようにした方が良いですね!
5.メイン画像も最高レベルに仕上げる
Amazon内での商品画像の順番としては、メイン画像が一番上にきて、そこから2枚目~7枚目の画像にて商品の訴求などをする事が出来ます。
先程も少し説明しましたが、Amazonの商品画像作成において、メイン画像は超重要です。
ライバルに比べて魅力的でないメイン画像であれば、そもそもあなたの商品ページにアクセスすらされません。
いかに商品として魅力的なものにメイン画像を通じて見せられるかが重要です。
2枚目以降の訴求内容については、そもそものアクセスが無いと意味がない話になるので、メイン画像の撮影や作成には、ライバルの画像や上手いセラーの画像などを徹底的に分析した上で、最高レベルのものを作り上げていくようにしましょう!
6.ノイズを減らす(文字はなるべく少なめに・余計なイラストは入れない)
商品画像作成において、「ノイズの排除」はとても大事です。
ノイズというのは、簡単に言うと、その画像においての余計な文字やイラストの事です。
商品の訴求とは関係の無い文字やイラストを入れていると、ぱっと見でごちゃごちゃしてしまい、お客様に潜在的にストレスを与えてしまいかねませんので、伝えたい内容をしっかりとお客様に伝えられるようにノイズの徹底排除を意識することをオススメします。
少しでも目立たせたいデザインにしたいからと言って、余計な文字を入れたりするのはNGですね。
特に、文字の多さはお客様にとってストレスになる場合が多いです。
マニア向けなど、商品特性によっては文字の多さ(というよりも説明内容の濃さ)があった方がウケが良い場合もありますが、そうでない場合は、出来るだけ視覚的にパッと見てベネフィットやメリットが伝わるようにした方が良いですね!
7.誤字脱字はNG
商品画像内に、多少の文字は入れていくかと思いますが、その中での誤字脱字は徹底的になくすように注意しましょう。
誤字脱字があると、それだけでお客様に対しての信用性を無くす場合があります。
(私のこのブログの場合、とにかく情報量やスピード感を重視して誤字脱字が出る場合がありますが、、、そこはご容赦ください。笑)
Amazonの商品画像の場合、ブログなどとは違って、そこまで文字量も多くないかと思いますので、誤字脱字は絶対にないようにチェックしましょう!
8.必ずプロのデザイナーに依頼する
商品カタログ作成において、初心者の方でたまにあるのが、自分で画像を作ろうとすることです。
元々、デザイン関係のお仕事などをプロとしてされていた場合は別に大丈夫かと思いますが、そうでない場合は、必ずプロのデザイナーさんに依頼するようにしましょう。
デザイン力の強さで、商品画像のクオリティは圧倒的に差が出てきますので、良いデザイナーさん探しをオススメします!
デザイナーさん探しに関して、オススメのクラウドソーシングサービスについては以下の記事で解説していますのでご参考ください!
9.画像制作費はケチらない
デザイナーさん探しをする中で、あまりお金も使いたくないのでなるべく安めに画像作成の依頼をしよう、と考える人も中にはいるかと思います。
ですが、これは個人的には全然オススメできません。
というのも、冒頭でお伝えした通り、商品画像のクオリティによって、その後の売上や利益が大幅に変わってきますので、画像制作費をケチってしまうのはナンセンスです。
商品画像制作費を数千円ケチっただけで、その後の利益が数十万円・数百万円と変わってきたら勿体ないですよね?
(要は、商品画像というのはかなりレバレッジが効く要素の一つになるのです)
もちろん、その商品に対してどのくらいの収益的なリターンが得られるかを試算した上での話にはなりますが、出来るだけ商品画像作成費はケチらずに、最高レベルのクオリティを目指して画像作成をされることをオススメします。
10.画像作成のタタキを必ず作成する
プロのデザイナーさんに画像を作成してもらうのはマストですが、ここで1つ大事なポイントがあります。
それは、
「プロのデザイナー=プロのマーケッターではない」
という事です。
たまにマーケッター兼デザイナーという肩書の人もいますが、基本的に商品の特性などを一番よく理解しているのは開発者かと思いますので、それをマーケットやターゲット視点で見た時にどのように訴求展開をすれば良いかは、自分自身で考えた方が良いです。
なので、プロのデザイナーさんへ画像作成依頼をする時でも、パワーポイントでもなんでもいいので、こちら側が訴求内容としたいイメージが伝わるような資料(いわゆるタタキ台)が必要です。
最初の内は、時間がかかるかもしれませんが、タタキ台を作る事で、デザイナーとあなた間でのイメージのミスマッチを少なくすることが出来ますし、よりクオリティの高い商品画像作成に繋がることと思います。
11.必ずスマホとPC両方でチェックする
商品画像作成が完了して、Amazonにアップロードしたら、必ずスマホとPCの両方で画像の見え方をチェックするようにしましょう!
スマホとPCでの見え方は変わってくる場合が多いです。
特にAmazonの場合はスマホの購入率がかなり高い(大体7割くらいとも言われています)ので、普段PCだけで作業をしていて、そのPCでの見え方でしかチェックをしていないという場合は要注意です。
必ずスマホでの見え方もチェックして、気になるところがあれば徹底的に修正を繰り返してトップレベルの画像を作り込んでいきましょう!
12.商品画像作成は一度作ったら終わりじゃない
よくありがちなのが、商品画像作成を一度したらそれでおしまい、というパターンです。
AmazonでのOEMビジネスや、新規出品による販売ビジネスでは、周囲の競争環境の変化は当たり前ですし、市場環境の変化もあります。
その時々によって、訴求内容や、効果的な訴求方法、お客様に伝えるべき細かな表現などが変わってくる場合がありますので、商品画像を一度作ったら終わりではなく、常に市場環境や競争環境などを意識した上で、商品画像のブラッシュアップが出来ないかを考えていくことをオススメします!
その他重要ポイント
これまでにご紹介してきたポイント以外にも購入転換率を上げる(売上がかなり上がる)重要なポイントがいくつかあるのですが、これらを公にし過ぎると活用者が増えすぎて稼ぎづらくなってしまうかもしれませんので(笑)、それらのポイントについては、コンサルティングのクライアントさん限定でお伝えしています。
クライアントさんからは、
「ゴウさんの言う通りに画像を変えたら売上が1.5~2倍くらいに増えました!」
「画像だけでこんなに売上が変わる事に驚きました!!」
「このポイントは全く考えられていなかったので盲点でした、、!」
などの感想を頂いていますので、もしご興味のある場合はLINE@やお問い合わせフォームよりお気軽にご連絡をいただけたら嬉しいです!
(↓例えば、先日にクリエイティブの添削をした際のクライアント様からのご連絡です)
その他、コンサルティングのご感想などは以下のページをご参考ください!
コンサルティングサービスの概要についてはこちらをご覧ください!
(※少人数制と私のキャパシティーの関係上、タイミングによってはお受けできない場合がございます。予めご了承ください)
※こちらからセールスするつもりは全くありませんが、OEMで稼げている人とそうでない人の差は年々どんどん広がっていっています。その差は、明らかに持っている情報の質と経験値の差です。
OEMビジネスに関しては、圧倒的な情報の質は大前提として、かなり細かなポイントまで緻密に商品企画~販売までを推進する事で圧倒的なリターンを得る事が出来るようになりますので、もし売上に悩まれていたり、これからOEMビジネスを始めようと思われている場合は、質の良いコンサルタントを探されることを個人的には強くオススメします。
まとめ
という事で、Amazonでの商品カタログ作成において、
●なぜ、商品画像がアマゾンの商品カタログ作成において重要なのか?
●商品画像を作成する時に、どのようなポイントに気を付ければ良いのか?
などについて、お伝えしてきましたがいかがでしたでしょうか?
冒頭でお伝えした通り、商品画像のクオリティによって、その商品ページにおける購入率、商品ページへのアクセス、検索順位、広告費などが全てリンクして、それぞれ大きく変わってきます。
つまり、画像のクオリティ次第で、売上や利益も大きく変わってきます。
なので、今回お伝えしたポイントなどについて、商品画像作成時の参考にして頂けますと幸いです!
今回のブログ記事などでお伝えしきれない、その他重要ポイントや、売上アップの為の商品画像の細かな添削などは個別コンサルティングにて対応していますので、ご興味のある場合は、LINE@やお問い合わせフォームよりお気軽にご連絡ください!
また、OEM関連記事として、「そもそもOEMビジネスってどんな流れで稼ぐの?」という場合は以下の記事をぜひご参考ください!
販売開始前の商品リサーチでの注意点に関しては、以下の記事をご参考ください!